ことわざに習う遺言書のススメ

日頃から、遺言や相続を連想させることわざを口癖にし、

じわじわと、「遺言書を書かなくては」という気分にさせるのも1つの方法です。

 

 

光陰矢のごとし

「遺言書はそのうち書く」なんて言っていると、

あっという間に時が経ってしまい、

書く機会を逃してしまいます。

特に遺言書に関しては、死亡リスクの他にも、

認知症のリスクもあります。

 

備えあれば憂いなし

日頃から準備をしておけば、

いざというときにも心配ないという意味は、

遺言書そのままといえます。

遺言書を書くことで、責任を果たした安心感や安堵感を得られ、

穏やかな気持ちで余生が送れるようになるでしょう。

 

親の心子知らず

親は子ども達に平等に愛情を注いで育てたつもりでいても、

子どもは、平等に扱ってもらったとは感じていないものです。

例え、仲の良い兄弟であったとしても、モメてしまうケースは多々あります。

自分の死後に、子供同士仲良くやっていってほしいと望むのであれば、

親は遺言書を書いておく必要があります。

 

画竜点睛を欠く

最後の仕上げをしないために、不十分な仕上がりになってしまうという意味です。

この場合の最後の仕上げというのが、遺言書のことです。

遺言書を書くことは、最後の子育てだといえるでしょう。

自分たちの死後も、兄弟間や親族間で無用な相続トラブルを引き起こさないこと。

それができてこそ、子ども達に胸が張れるというものです。

 

立つ鳥跡を濁さず

相続トラブルの種を残して去っていくことは、もちろん論外です。

他にも、残された家族にとって結構大変なのが、

故人の財産探しです。

不動産や預貯金、株、国債、外貨預金、

クレジットカード、会員権、等。

これらを、大まかにでもリストアップしておいてほしいものです。

もちろん、借金というマイナスの財産も明らかにしておくことは必須です。

故人が誰かの連帯保証人になっていれば、それも借金の一種といえます。

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